八方美人なのは良い事なのか?
突然ですが
あなたは嫌いな人に優しくしますか?
私は気分次第ですが何か聞かれたり咄嗟の判断が必要とされる場合は割と親切に道を教えたりしてしまうタイプだと思います
今まで色んな文化的背景で育った人とかを見て来て思ったのが
みんなに優しくする、あるいは
他人に優しい事は正義なのか?
という事なのですが
これは人によってめっちゃ意見が分かれそうですね
日本で「他人に優しい事」というのはどういう風に受け入れられてるのかは分からないのですが、サービスとかを見ると表向き皆優しくすべき?な風潮だと思ってます。
でも大体の人が
見ず知らずの人から親切にしてもらった経験もあるし
めっちゃ失礼な態度の人にイラっとしてコーヒーぶっかけたくなる時もありますよね
優しいと言う定義は人によると思うんですが
人として他の人を尊重して思いやりを持つのが優しさでもあるんじゃないでしょうか
八方美人という言葉がありますが、これは周りの人間関係がとても良好な場合のみ好意的に受け取られるのではないかと思います。
全員と仲良くしていたら、誰かしら「なんであの人と仲良くするの?」等の不満が出てくる為、八方美人はちょっと残念な状況になってしまうかもしれませんね。
問題は、みんなに表面的にいい人であるならば本来の自分を見せてない「嘘の自分」を見せている事にもなるケース。
自分の感情を偽ってまで他の人に媚を売るようになったらレッドゾーンではないでしょうか?
自分が他の人にいい人だと思われたいと言う人は結構多いですよね
でも自分を犠牲にしてまで評判を優先しますか?人によってするしないあると思いますが自分の経験的には NO だと思ってます
あくまでも個人の意見なので正しいかどうかは置いといて..
人に好かれている、または人徳があれば色んな情報も入ったり仕事などを紹介されたり好循環ですよね
こういうビジネス的な面で見れば好かれる事は大事かなとは思ってます
でもこれは目的は自分の成功ですよね。別に批判はしませんが人によっては魂胆が見えてると嫌われるケースが多いような?
純粋に自分の素を見せた上で好かれる、または嫌われるなら別にいいじゃないですか
根本的に合わない人はフィルタリングされて会う事は無いし 本当の自分を気に入ってくれるなら本望ですよね。
これが難しいんですよ
いい人の演技をしている自分を見て好いてくれる人はもしかしたら「本当の自分」とは合わない人たちかもしれないし、それでいて縁を切ってもビジネス的には良くないし
かといって
いつもニコニコ笑顔で機嫌良さそうにしているのは正解なのか? と疑問に思います
不機嫌そうな人を見るといちゃもん付ける人って良く居ますよね
でもここで私の周りでは意見が分かれます
A: あえて自分の本当の感情を隠してまで他人に良く思われたいか?
B: 他の人の気分を害さない方が自分の為。自分の印象をコントロールすべき (例: 気さくでフレンドリーな印象を維持する等)
Aの人達によると
-わざわざ自分のエネルギーを無駄にしてまで他人の目を気にしたくない
-自分の感情に嘘をつくのは疲れる
-実際不機嫌だったらそれを見せて何が悪い
Bの人達は
-印象をキープすれば良好な人間関係を維持できる
-自分が機嫌がいいふりをすれば周りの態度も良くなる
-不機嫌さを前面に出すのは大人気ない
今までは割と B の考え方を支持してきた私ですが
最近、A的な考え方が割と理にかなってるのではないかと思い始めてきました。
自分の人生の主人公は自分なんだから自分の感情に忠実で何が悪い?
的な強気な姿勢で生きるのが大事なのかな、と。
多分自己中心的だと思う人もいると思いますが他人に迷惑をかけたり犯罪をしなければいいんじゃないですかね
人生いつ死ぬか分からないし、行動できる時間も限られてるから好きなようにすればと。
あと親切 = 社会的な貢献という公式が頭の中に出来上がっていればもっといい世界になるんじゃないかなと思います
ちょっとした親切が誰かの一日を明るくする、みたいなね
後ろの人の為にドアを開けてあげるとか、そんな親切を心からできる様にみんながなればいいな
不機嫌な人や態度の悪い人を見ても「多分この人は自分に忠実なんだな、多分辛い事があったんだな今日」みたいなノリで受け入れられればちょっとでも社会的に生きやすくなるのかもしれません
以上,
人類学のクラスで人間関係は「他の人に見せたい自分のイメージ」を演技する事によって成り立ってる という論文を読んで考えさせられた問題でした。
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